首都圏から高知への関係人口を増やすことを目的とした土佐の偉人を学ぶ第3回「土佐学講座」(2021年11月13日~12月11日まで全5講座)をZoomにて開催し、たくさんの方にご参加いただきました。

昨年はコロナ禍のため休校となりましたが、今年は廃藩置県150年ということで「新しい地方の時代、廃藩置県と土佐人」というテーマで行いました。

150年前の1871年は武士の時代が終わり藩が県に代わり中央集権が確立された時代の始まりです。

廃藩置県が四国にどのような影響をもたらしたのか、この大改革の裏で土佐の偉人たちがどのように活躍していったのか、などに焦点をあてて学んでいきました。

 
<講座の概要>

四国4県はそれぞれが全く違った道を歩んでいます。

維新の立役者になった土佐藩はそのまま全域を引き継ぎましたが、維新の功労がない藩は統廃合を繰り返したり、消えそうになったりしています。

それぞれの講師が歴史に埋もれたエピソードや、維新後の山内当主の活躍や土佐藩の重役の動向など貴重な資料を元に解説していきました。

日程講師テーマ
11/13高木 翔太(高知県立高知城歴史博物館 学芸員)四国の廃藩置県
11/20渡部 淳(高知県立高知城歴史博物館 館長)最後の土佐藩主山内豊範
11/27今井 章博(土佐史談会 副会長)後藤象二郎の大同団結運動は大政奉還の幻影だった
12/04中村 茂生(高知近代史研究会 会長)石田英吉-ある海援隊士の一身二生~志士は如何にして官僚となったか~
12/11矢木 伸欣(宿毛市立宿毛歴史館 館長)地方長官を歴任した宿毛の人物群像~新時代をむかえた日本各地で陣頭指揮を執った宿毛の4人~

 


第1回 高木先生

第2回 渡部先生

第3回 今井先生

第4回 中村先生

第5回 矢木先生

 
 
コロナ禍の今、また新しい地方の時代を考える時代かと思われます。

150年以上前から龍馬を筆頭に土佐の高知から優秀な若者が首都圏に脱藩し続けています。

この上の画像は、アーネストサトウが山内容堂と会談するため、そして坂本龍馬最後の帰郷で通った高知市の海の玄関、浦戸湾風景です。

幕末明治に活躍した土佐の先人たちが生まれ育った高知には人の温かさ、自然の原風景がまだまだ残っています。

高知にお越しいただければ、高知サマサマCCRCセンターのスタッフがガイド、おもてなしをいたしますのでお気軽にご連絡ください。

今年は関東・関西圏の方々に向けた土佐学オンライン講座を2022年1月29日から全5講座、開催する予定です。

ご存じない話が多数出てくると思いますので、ぜひ奮ってご参加ください。

>2022年1月29日からの土佐学講座についてはこちらから